日淡と日常

生物採集(主に淡水域)や飼育記録とたまに旅。twitterもよろしければ。→ ネバチ (@torrentcatfish)

三重採集(パート1)

先週は三重県の某所にて友人と採集へ。目的は「ズナガニゴイ」の捕獲。日本の淡水魚(2015,山と渓谷社)によると、三重県には生息していないそう。しかし、とあるルートで入手した情報(信ぴょう性は高い)では県内某所に生息している!とのこと。

とゆうことで、今回はその報告です。

 

友人に自宅まで向かいにきてもらい朝7時に出発!毎度毎度運転ありがとうございます笑

 

第1ポイントへ。

この日は暖かく、汗ばむくらいでした。春の兆しですねー!(花粉症持ちの方には嫌な季節ですが…笑)

そして、砂地でガサをしていると…!

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でーん!!BIGニシシマドジョウ(Cobitis sp.BIWAE type B)!!!

全長驚異の140mmオーバー!!!

久々にニシシマに会えたのもありますが、なんといってもこの大きさに大興奮!

腹部が膨れていたので抱卵していたのかも…。ただ、繁殖生態はイマイチ調べられていないみたいですね。今後に期待です。

他にとれた魚たち。カマツカ(グレード1 or 2)、ヤリタナゴ 、オイカワ、カワムツ、タモロコ、カワヨシノボリ(学名省略)。自然度は高い川でした。しかしながら、ズナガは取れず。

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カマツカ(グレード1 or 2)(Pseudogobio esocinus sp.)

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ヤリタナゴ (Tanaka lanceolata)

 

気を取り直して、第2ポイントへ。ここが本命でした。

しかし、取れた魚はまさかのこの一種のみ…。

ウキゴリ(Gymnogobius urotaenia)

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それにしても綺麗ですね!!こんなに綺麗な個体は初めてとりました。普通の魚は繁殖期にオスに婚姻色が出ますが、本種はメスに鮮やかな色が出るんですね!(日本の淡水魚,2015参照)知りませんでした…。

同所的にスミウキゴリ(Gymnogobius petschiliensis)という外見が酷似した魚も生息しているみたいですが、この魚とは第1背鰭の黒斑の有無(有りがウキゴリ)で区別できます。いつかスミウキゴリもとってみたいですね〜!

 

結局、有力だと思われた2ヶ所を回ってズナガは取れず…。やはり、三重にはいないのだろうか?

パート2では、最後のポイントでの結果を報告しますね!

ではでは(๑˃̵ᴗ˂̵)