タニガワナマズの頭骨標本
みなさん、こんにちは。ネバチです。
今回は前回にひき続き、タニガワナマズ(Silurus tomodai )の頭骨標本作りについて書きます。
早速、本編どうぞ!
写真右側に写っているビニール袋に入った奴が頭です笑。とりあえず、これを湯煎してタンパク質を凝固させ、粗方の肉を除去することに。
湯煎後。
頭にも食べれそうな身が沢山あった…と少し後悔…笑。ピンセットやらハサミやらを総動員して出来る限りの肉を除去しました。それでも、まだかなり残っていましたし、内側の肉は取れないので、それを溶かすことに。
今回は、骨自体がかなり太くて丈夫なので、キッチンハイターで溶かすことに。(最初は、水で腐敗させて除去しようとしたのですが、臭すぎてすぐやめました…笑。)頭部が浸かる程度に水を張り、そこに適当にキッチンハイターを入れ撹拌して放置、3日に1回くらいのペースで水換えという作業を10日ほど繰り返しました。
約10日後。
一旦外に出し様子を見ることに。
洗ったり、ピンセットで溶けかけの肉を除去すると…かなりいい感じに!!匂いもそんなにしない!!
ということで、このまま組み立て作業に入りました。
こちらは、タニガワナマズ(S.tomodai )とナマズ(S.asotus )の識別点としてよく用いられる上顎の「鋤骨歯帯」と呼ばれる部分。(参照 ; 向井貴彦 (2017)岐阜県の魚類 p.112-113 岐阜新聞社)
この個体は完全に分離してますね。分離していないのが S.asotus と言われますが、分離が不完全な個体もいるようで、これだけで同定するのは少し危ないかもですね…。
アロンアルファーで苦戦しながらも、なんとか接着していきました。
そして…ついに…!!
でーーーーん!!!
できました!
タニガワナマズ(S.tomodai )の頭骨標本!
(ど素人が趣味で作ったものなので、足りない骨があることなどはお許しください。自分にはこれが限界でした…笑)
ちなみに取り外し可能です笑。(接着できなかっただけ笑)
カッコ良い…。
実は魚の骨標本を作るのは小学生以来だったのと、こんなに大きな魚は作ったことがなかったので不安だったのですが、何とか作れました!笑。当時は最後にポリデントなどで漂白していたような…笑。今回は忘れてしまいました笑。(骨の中にも脂が残っているので、それを除去するため?だったような記憶があります。)
ま、なにはともあれ、標本ぽくはなったので、一安心です。比較用にナマズ(S.asotus )も作りたいのですが、なかなかサンプルが手に入らないので困ってます笑。
また何か面白いのが入ったら、作りたいと思います。
これでタニガワナマズに関するレポートは終了です!最後まで見てくださりありがとうございました😊またよろしくです。
それでは、また。