日淡と日常

生物採集(主に淡水域)や飼育記録とたまに旅。twitterもよろしければ。→ ネバチ (@torrentcatfish)

琵琶湖採集 (パート1)

皆さん、こんにちは。

 

今回は、琵琶湖に初採集に行った時のお話です。琵琶湖には3度ほど行ったことはあるのですが、そのほとんどが琵琶湖博物館が目的であったので、採集は初でした笑。

今回はじゅんドラス(akansodoras)くん案内の元、採集してきました。

 

それでは本編をどうぞ。

 

5月中旬。

じゅんドラスくんからお誘いを受け、琵琶湖採集へ。片道4h弱の長旅。まぁ、個人的に電車旅は好きなので苦ではないですが笑。

 

そんなこんなで目的の駅に到着!

 じゅんドラスくんと合流し、とりあえず近くの川に行くことに。

 

初めて会うのでなんやかんや喋っていると、川に到着。そこは、清涼な水の流れる河川でした。

 

早速ガサって見ると…

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トウヨシノボリ(Rhinogobius sp.OM)

少し前まで「オウミヨシノボリ」と呼ばれていた種ですね…。初捕獲です。

普通種ですが、身近にトウヨシノボリがいないので、僕にとっては取れると割と嬉しい種ですね。

 

今度は下流側でガサってみると…

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スナヤツメ北方or南方(Lethenteron spp.)

アンモシーテス幼生です。泥底にたくさんいました。絶滅危惧種ですが、そこそこ綺麗な川なら割りとどこでもいるように感じます。全国的に見たら減っているんでしょうけどね…。 

 

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アユ(Plecoglossus altivelis altivelis)

病気で弱っていた個体を捕獲。

「琵琶湖 アユ 病気」で思いつくのは、冷水病ですが、この個体がそれなのかは分かりません…。かなり衰弱していたので、死ぬのは時間の問題だったかもしれません。

 

河川での成果はこれくらいです。

 

その後駅に戻りレンタルサイクルで自転車を借りるつもりだったんですが、その手前で良さげな水路を発見してしまい、そこに行くことに。

その水路は湧き水が流れており、かなり冷たい水でした。

 

アナカリスの森をガサってみると…f:id:Liobagrus-013:20180721232730j:imagef:id:Liobagrus-013:20180721232809j:imagef:id:Liobagrus-013:20180721232833j:image

 アブラハヤ

(Phoxinus lagowskii steindachneri)

これ、ただのアブラハヤではないんです。

注目していただきたいのは、大きさです!

推定驚異の170mmオーバー!!!

メスかつ産卵期というのも重なってさらに大きく見えました。これは感動しましたね〜…。

 

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コイ(Cyprinus carpio)

デカイ笑。こんなコイが10匹近くいました笑。

やっぱり、大きい魚を捕るのは楽しいですね〜。

 

水路でのガサが終わり、いざ自転車を借りようと駅に戻るのですが…なんとすべての自転車が貸し出し中!とのこと!

何いいい!!自転車が無いと琵琶湖まで行けないじゃないか!!何故だ??と2人で首を傾げていましたが、その理由はこれでした。

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臨時列車のSLです…笑。まさかこんな日に採集日が被るとは…ついてない(鉄道好きなので、内心ラッキーとか思ってました笑)。

 

果たして…我々は自転車を借りることができたのでしょうか?

 

続きはまた今度。

パート2に続く。

それではまた。