関東採集(パート2)
皆さま、こんにちは。
更新遅れました…。下書きだけ書いといて存在忘れてました…笑。ネタも溜まってるから書かないと。
さて、今回は前回の続き、「関東採集茨城・霞ヶ浦編」です。
ホテルで朝食を済ませ、チェックアウトをし、いよいよ最終日が始まりました。楽しい時は時間が経つのが早いですね…。
でけぇ…。流石の大きさ、圧巻でした!しかしここは、残念なことに外来種の宝庫となってしまった湖なんですね…。昔は在来のタナゴ類もたくさんいたみたいですが、今ではほとんど見られないそうです。本当に残念…。
この日の狙いはキンブナ、チョウセンブナなどでした。
午前9時30分ごろに到着し、ガサ開始!
しかし…
午前中に3箇所ほど有望そうなポイントを回ったんですが、まさかの魚1匹取れず…。ここまで酷いのか…。 時間的にも最後のポイントに着いたんですが、ここもいそうな雰囲気はありませんでした…。
「どうする…?」と2人で川を見ながら話していると、川に大きな魚影がありました。
「たぶん、ニゴイだな。」でも、どこでも取れるしなぁ…。まぁ、他に行くところもないしここやってみるか。とここでやることに。
期待ゼロで川に入りましたが、入ってみるとあら不思議!!
ヤリタナゴ (Tanakia lanceolata)
最初に友人が綺麗な婚姻色のオスを捕まえました!!美しい…。
オオヨシノボリとトウヨシノボリ(Rhinogobius fluviatilis,sp OR)
今話題のトウヨシノボリ笑。2種ともなんだかんだ初めて捕まえました。嬉しいの一言ですね!
ドジョウ(Misgrunus anguillicaudatus)
ぱっと見キタドジョウかな?とも期待したんですけど、背鰭の条数が多かったので普通のドジョウですね。
ウシガエル(Lithobates catesbeianus)
デカイ笑
クサガメ(Mauremys reevesii)
初めて捕まえました。可愛い😍
これも外来種らしいですが…。
ゲンゴロウブナ(Carassius cuvieri)
デカかった(40cm)!これが10匹以上いました。
アカヒレタビラ(Acheilognathus tabira erythropterus)
1枚目はヤリタナゴ (上)とアカヒレタビラ(下)。2種を並べると違いがよくわかりますね。本種も目標としていた魚です!栃木で採集するつもりだったんですけど、まさか茨城で取れるとは笑
友人大喜び。
あんなドブ川にこんなにたくさんの生き物に出会うことができるとは…。入ってみないとわからないものですね!
そんなこんなで帰る時間に…。楽しい時間は過ぎるのが早いものです…。
品川まで戻り、帰りは新幹線!
実は隠れ鉄オタでもあるので、一人で興奮してました笑。
今回はギバチを1個体お持ち帰り。移動時間が長かったので、少し怖かったんですけど無事家まで持ってこれました!
総括
今回は目標としていた魚のほとんどに出会えることができて、本当に良かったです。(事前にグーグルマップで良さげなポイント探して行っただけですが…笑)一度は行ってみたかった関東採集にいけて本当に良かったです!
また、機会があればいきます!
それでは…!
関東採集(パート1)
皆さん、こんにちは。
今回は、前回話していた遠出についての報告です。
少し経緯を話しますと、友人の研究室の教授が東京に用があるということで友人も東京に行くことになったのですが、何故か僕も連れて行ってもらえることになり(違う研究室に所属)、ついでに採集に行くか!ということで急遽関東地方へ採集旅行という感じですね笑
金曜朝9時に三重を出発し、途中富士山(ほとんど雲に隠れてた笑)を見ながら、新東名などを走ること6時間。午後3時に東京到着。
網持ちで東京の街中を歩きました笑
これで東京、名古屋、大阪はクリアしました笑。あとは博多ですね!(๑˃̵ᴗ˂̵)
教授とは東京で別れ、我々は千葉県柏市へ。今回の宿泊地です。
柏に着いたのは夕方5時過ぎだったので、この日は採集はできませんでした。
その日の夕飯。やっぱりラーメンはイイですね!中々コッテリで好みの味でした!
ちなみに今回の目標は、ギバチ、タナゴ類(タナゴ、アカヒレタビラ)、ジュズカケハゼ類、ヒガシシマドジョウなどでした。特に個人的にギバチはかなり好きなので1番とりたかった魚ですね。友人はタナゴ類が好きなので、タナゴ類が1番だったそうです。
次の日。朝7時に予約していたレンタカーを借り栃木へ向かいました。高速と下道を走ること片道150km…。行きは僕が運転したんですが、高速は教習所以来乗ったことがなかったので緊張しました笑。まぁ、一度乗ってしまえばあとは快適なドライブだったので楽しかったですね!
そんなこんなで栃木到着。今回の目的地はかなり山奥だったので、まだ寒かったです。
早速、第1ポイントへ。
綺麗な水が流れる小川でした。
早速友人が「これ、ギバチじゃね?」と言うと、僕の網にも小さなナマズが…!!
ギバチ(Tachysurus tokiensis)
2人でほぼ同時に捕まえました笑。こんなに簡単に捕まるとは思ってませんでした…笑
今回、1番とりたかった魚です!!この時点で僕の目標は殆ど達成されたといっても過言ではありません笑
その後は
ウグイ(Tribolodon hakonensis)
カワムツ(Canadidia temminckii)
ドジョウ(Misgurnus anguillicaudatus)
などが取れました。
幸先の良いスタートを切って、第2ポイントへ。次のポイントは護岸で固められていますが、自然度の高い小川へ。正直、期待度は薄かったです…。しかし網を入れてみると…
ムサシノジュズカケハゼ(Gumnogobius sp.1)
まさか取れるとは笑笑。これも目標の1つでした。これまた嬉しい関東地方の特産種ですね!
ヒガシシマドジョウ(Cobitis sp.BIWAE type C)
これまた東日本の特産種!!とりたかった魚の1つです。東海地方にはニシシマドジョウ(Cobitis sp.BIWAE type B)しかないので、嬉しいお魚ですね😃
アカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)
ひさびさに野生の個体見ました。やはり可愛いですねぇ!
第2ポイントでも目的の生き物たちに出会えて目標を殆ど達成してしまいました笑。こんなに順調に行くとは…うまくいきすぎて2人で笑ってました笑
気分アゲアゲで第3ポイントへ。ここは湧き水が流れ出す綺麗な水路でしたが、近くにある牛舎の糞で富栄養化が進んでいた水路でもありました…。
取れるのはドジョウ、アブラハヤ、アメリカザリガニばかり…。帰ろうかと話していると…
ホトケドジョウ北関東集団(Lefua echjgonia)
まさかの魚が…!! これは取れるとは思ってませんでした…。嬉しい誤算です!というのも、全国のホトケドジョウは遺伝的に6個の集団に分けることができ、僕はそのうち東海集団しか取ったことがなかったので、ほかの集団も見て見たいなぁと思っていたからです笑。東海集団とは色味がかなり異なりますね。
ホトケドジョウ東海集団
しかしながら、その後も何箇所か回るもタナゴ類は取れず…。
時刻は5時を回り日が暮れ始めた頃に最終ポイントへ。
ガサガサしていると…
ニホンアカガエル(Rana japonica)
おおっ!か、可愛い😍
山の方に行かないと中々出会えないので、かなり嬉しかったですねー!
ツチガエル(Rana rugosa)とアカハラさん。
ここは両生類が多くて面白かったです!魚もいいですが、両爬虫類に出会えるのもフィールドワークの楽しいところですね!
魚は…
特大(15cm)カワムツ
ヒガシシマドジョウ などでしたね。
ガサを終え、無事ホテルまで戻り1日目が終了。
タナゴ類は取れませんでしたが、ギバチが取れたので個人的にはかなり満足でした!
その日の夕食↓
チェーン店ですが、関東圏にしかない?ベッカーズというハンバーガー屋へ。ジャンクフードばっかですが旅行の時くらい、いいですよね笑。値段もお手頃で美味しかったですヨ。2日目の予定を練りながら夕食を食べ、ホテルに戻りました。
2日目(最終日)は茨城・霞ヶ浦へ。次回へ続きます。
それでは!!!
淀川採集(パート2)
皆さん、こんにちは。更新が遅れて申し訳ないです…。少し遠出をしてバタバタしていたもので笑。また、その報告も後ほどしますね!
今回はこの前の淀川採集の続きです。
あの時は二枚貝もたくさんとりました。
ドブガイ類(Shinanodonta sp.)、トンガリササノハガイ(Lanceolaria grayana cuspidata)ですね。
死殻もたくさん落ちていました。ビワタナゴくんによると、ヌートリアに荒らされたようです…。
こちらはオグラヌマガイ (Oguranodonta ogurae Kuroda)。これもヌートリアに食べられたようです…。こんな希少な貝まで…。まぁ、彼らも生きるのに必死ですからねぇ…。
今回はオグラの生貝は取れませんでしたが、貝殻は拾えたので良かったです!
(※この時期(冬季)のドブガイ類にはイタセンパラの卵がある可能性があります!ですので、採集の際はお気をつけください。)
午後からはシロヒレ狙いで釣りを。
ビワくんに装備一式を貸していただき早速開始!
コウライモロコ(Squalidua chankaensis tsuchigae)が釣れました。可愛らしい雑魚ですね!産卵のために群れで、水路へ侵入して来ているらしいです。
しかしその後も釣れるのはコウライモロコばかり…。日も暮れ始め、諦めかけたその時…!
シロヒレタビラ(Acheilognathus tabira tabira)
ビワタナゴ君がやってくれました!流石です笑
美しい!!!感動しました!
その後もう一尾釣り上げ、計2尾。しかも両方とも婚姻色の出たオス!!!
美しすぎる…!!!
こうして目標を殆ど達成して(くれて)大満足で採集は終わりました!!今度は自分の手で釣ってみたいですね!必ずリベンジに行きます!!
最後に今回、淀川を案内・採集してくれたビワタナゴ(abeseita7777777)くんに感謝いたします。
それではまた。
淀川採集(パート1)
皆さん、こんにちは。
今回は大阪へ行ってきたので、その採集報告を。
今回はビワタナゴくん(@abeseita7777777)案内の元、淀川ワンドへ行ってきました。
今回の狙いは、魚:シロヒレタビラ、ヨドゼゼラ 二枚貝:オグラヌマガイ、ドブガイ類 です。
事前にビワタナゴくんが調査に行ってくれたんですけど、その時は全く取れなかったらしく、期待度は薄いとのこと…。正直期待せずに行きました。(まぁ、僕としては淀川でガサができるだけで楽しいのでよかったんですけど笑)
当日、まずは自転車で淀川へ。幸運なことに宿泊地が淀川に近かった(親戚の家に泊まった)ので、自転車も借りれて最高でした笑
ビワタナゴくんと合流後、早速ワンド内へ。
底質は思ったより泥が多く、ヘドロに近い環境でした。透明度は下の写真のように低いですね…。でも、この環境が特異的な生態系を生み出したんでしょうね。
まぁ、そんなこんなでガサ開始!
泥に埋もれながらガサをしていると
ビワくん「ヨドゼゼラだぁ!!」
僕「マジィィ!!?」
ヨドゼゼラ(Biwae yodoensis)
やってくれました。僕も捕まえ、合計4個体採集。正直なところゼゼラ(Biwae zezera)と区別がつきませんが、ここにはゼゼラは生息していないそうなのでヨドゼゼラということで…(ごめんなさい、勉強します笑)
続いてはこちら。
シマヒレヨシノボリ(Rhinogobius so.BF)
これは思わぬ成果ですね!とてもラッキーでした!やはり止水性ヨシノボリの丸っこい体、大好きです笑。可愛いですね。一応、グロキディウムが付いていたそうなので、ここでの二枚貝の中間宿主となっているようですね。
あとは、モツゴ、タモロコ、オイカワなどでしたね。楽しいガサでした。二枚貝や昼からの釣りについてはまた次回ということで。
それではまた。
三重採集(パート2)
前回のポイントがことごとくダメだったので、実績のある採集ポイントへ。この日の ズナガ捕獲は諦めました…。
そこはギギやナマズもいる少し大きめの水路です。
またここは、オトコタテボシガイ属の一種の殻もたくさんあり、行くたびに何個か拾ってきてしまいます笑
早速水路に入り枯れかけのセキショウモを掻き分けていると、、、
ギギ(Tachysurus nudiceps)です!20cm近くある立派な個体でした。いやぁ、やっぱりナマズ目はいいですね!
三重県の個体は琵琶湖由来の国内外来種らしいので、駆除を兼ねて興味本位で食べてみることにしました。食レポは最後に書いておきます。
他に 取れた魚は、
ヤリタナゴ (Tanakia lanceolata)
ヤリタナゴ とアブラボテ(Tanakia limbata)
カワヒガイ(伊勢湾周辺種)(Sarcocheilichthys variegatus variegatus)
とコイ飼育型(Cyprinus carpio)ですね。
魚以外にはモクズガニが20個体ほど取れました。
その後、用水路の水源でもある近くの河川本流へ。10Lほど入ったバケツ片手に2人で1キロほど歩く…。重い…笑
ガサ開始そうそう、友人が
「あっ、アカザ取れた。」
マジかよ!!!
アカザ(クレード1)(Liobagrus reinii clade1)
思わぬ収穫でした。三重県産はお初です。しかし捕獲できたのは、結局この1個体のみ。やはり、三重県は個体数が少ないのかもしれない…。
同所的にはカワヨシノボリとカワゲラ類、トビケラ類などを確認しました。餌も豊富でアカザにとっては適した環境だと思ったんですけどね…。何が原因なのかイマイチ分かりません。
そんなこんなで今回の採集報告は終わりです!
ズナガは取れませんでしたが、色んな魚に出会えたので良かったです!同じ場所でも季節によって異なる顔を見せてくれるのもフィールドワークの魅力の1つですね。
来週は魚類自然史研究会に参加させていただく為に奈良へ行きます。宿泊地は大阪なんですけどね笑。楽しみです。行かれる方、よろしくお願いします🤲
ではまた次回、お会いしましょう!それでは!
番外編ーギギの食レポー
いやぁ、まぁ捌く前から予想はしてたんですけどね…。とにかく身が少ない笑笑。やはり、もうちょっと大きい個体が食用に向いてますね笑
でも、味は少し弾力のある白身魚って感じでした。若干ねっとりしてますね。美味しい魚だと思いましたよ!大型個体が取れた場合は皆さんも是非食べてみてくださいねー!
(ただし、この棘にはくれぐれも気をつけて!)
三重採集(パート1)
先週は三重県の某所にて友人と採集へ。目的は「ズナガニゴイ」の捕獲。日本の淡水魚(2015,山と渓谷社)によると、三重県には生息していないそう。しかし、とあるルートで入手した情報(信ぴょう性は高い)では県内某所に生息している!とのこと。
とゆうことで、今回はその報告です。
友人に自宅まで向かいにきてもらい朝7時に出発!毎度毎度運転ありがとうございます笑
第1ポイントへ。
この日は暖かく、汗ばむくらいでした。春の兆しですねー!(花粉症持ちの方には嫌な季節ですが…笑)
そして、砂地でガサをしていると…!
でーん!!BIGニシシマドジョウ(Cobitis sp.BIWAE type B)!!!
全長驚異の140mmオーバー!!!
久々にニシシマに会えたのもありますが、なんといってもこの大きさに大興奮!
腹部が膨れていたので抱卵していたのかも…。ただ、繁殖生態はイマイチ調べられていないみたいですね。今後に期待です。
他にとれた魚たち。カマツカ(グレード1 or 2)、ヤリタナゴ 、オイカワ、カワムツ、タモロコ、カワヨシノボリ(学名省略)。自然度は高い川でした。しかしながら、ズナガは取れず。
カマツカ(グレード1 or 2)(Pseudogobio esocinus sp.)
ヤリタナゴ (Tanaka lanceolata)
気を取り直して、第2ポイントへ。ここが本命でした。
しかし、取れた魚はまさかのこの一種のみ…。
ウキゴリ(Gymnogobius urotaenia)
それにしても綺麗ですね!!こんなに綺麗な個体は初めてとりました。普通の魚は繁殖期にオスに婚姻色が出ますが、本種はメスに鮮やかな色が出るんですね!(日本の淡水魚,2015参照)知りませんでした…。
同所的にスミウキゴリ(Gymnogobius petschiliensis)という外見が酷似した魚も生息しているみたいですが、この魚とは第1背鰭の黒斑の有無(有りがウキゴリ)で区別できます。いつかスミウキゴリもとってみたいですね〜!
結局、有力だと思われた2ヶ所を回ってズナガは取れず…。やはり、三重にはいないのだろうか?
パート2では、最後のポイントでの結果を報告しますね!
ではでは(๑˃̵ᴗ˂̵)
ご挨拶と自己紹介
皆様、はじめまして。
私は淡水魚のアカザ(Liobagrus reinii)が好きな大学生です。
当ブログは、主に生物の採集(主に日本産淡水魚)報告及び飼育生物(主に日本産淡水魚たまにサソリやサソリモドキ)の成長記録を目的に立ち上げました(旅も好きなので、旅関係の報告もあるかもです)。更新頻度は未定です。暇になったら更新します。ツイッター(@torrentcatfish)の画像及び文字の制限をなくしたものだと思ってください。あ、ツイッターの方も興味があればのぞいてみてください。
ブログは初めてなので面白くはないと思いますし、至らない点もあるかと思います。その都度ご指摘いただけると幸いです。暇な時に立ち寄っていただけると嬉しいです!
それでは、これからよろしくお願い致します。